2001年

アメリカ文学史  <後期担当> 

■授業の概要

 アメリカ合衆国の文化の源泉を探ることが目的である。15 世紀ヨーロッパにおける新大陸がどのような意味を持っていたかについて探ることから始め、17 世紀、18 世紀の植民地時代の精神的背景、1776 年からの独立革命の与えた衝撃、19 世紀アメリカ国家の発展の時期の精神的高揚。こうした流れの中で、アメリカ人たちが自国のアイデンティティをどのように表現してきたかを考えていく。20 世紀直前までの文学作品を取り上げるが、一方では、そうした時期に現れたアメリカ的なテーマが、今日のアメリカ文化にどのように反復されているかについても目を配っていく。
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■テキスト/参考文献

『アメリカ文学史』別府恵子・渡辺和子(ミネルヴァ書房)

Columbia Literary History of the United States, Emory Elliott, ed., (Columbia U.P.)
The Cambridge History of American Literature, Sacvan Bercovitch, ed. (Cambridge)
『原典アメリカ史』アメリカ学会編、第1~5巻(岩波書店)
『アメリカ文学史のキーワード』巽孝之(講談社現代新書)
『歴史とトラウマ:記憶と忘却のメカニズム』下河辺美知子(作品社)
 
 
英語講読演習 <後期B担当>

■授業の概要
英語の読解力を向上させるための英米文学科一年生前/後期必修科目。 一年間ひたすら読むことに終始し、多様な英語テキストの内容を正確に把握する力を養う。前期は速読・多読の技術を学び、後期はテキストを精読する。

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